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AI-OCR比較業務自動化発注のコツ

AI-OCR導入支援の会社おすすめ8選|「支援」の中身は4つに割れます

「AI-OCRの導入支援」で出てくる会社を、当社を含めて8つ実査しました。同じ「支援」という言葉で売られている中身が、操作トレーニングだけ・上位プランに帳票定義設定が入る・支援だけを別売りで買う・運用ごと任せる、の4つに割れます。しかも同じ文字認識AIが3つの窓口で売られていて、月額も最低利用期間も違いました。評価軸を先に開示したうえで、比較一覧表と目的別の選び方をまとめました。

佐野 泰規佐野 泰規株式会社AIエージェント 代表取締役約22分で読めます
罫線の入った申込書や伝票が種類ばらばらに重なった紙の束
Pexels / cottonbro studio

この記事でわかること

  • 当社を含む8つの公式サイトを実査した。「導入支援」という同じ言葉の中身が、操作トレーニングだけ・上位プランに帳票定義設定が入る・支援だけを別売りで買う・運用ごと任せる の4つに割れていた
  • 同じ文字認識AIが3つの窓口で売られている。AI inside の DX Suite(Lite 月40,000円〜・初期費用0円分)と、それを使うNTT東日本「AIよみと〜る」・NTT西日本「おまかせAI OCR」(プラン1 月33,000円・最低利用期間12ヶ月)
  • 帳票定義を代わりに作ると明記していたのは2つ。DX Suite の Standard・Pro(帳票定義設定サービス/枚数に制限あり)と、PFU の DynaEye スタートアップサービス(80,000円〜300,000円・帳票定義は提供側が作成)
  • だから比べる順番は「①設定を誰が作るか →②読み取った後をどこへ渡すか →③金額と契約期間」。評価軸を先に開示して8つを並べた

「AI-OCRの導入支援」で会社を探すと、料金表と読み取り精度が並んだページばかり出てきます。ところが実際に止まるのはそこではありません。帳票1種類ごとに「どこに何が書いてあるか」を定義する作業——これを誰がやるかで決まります。

当社を含む8つの公式サイトを実査したところ、「支援」の中身が4つに割れていました——操作トレーニングだけ/上位プランに帳票定義設定が含まれる/支援だけを別売りで買う/運用ごと任せる。しかも同じ文字認識AIが3つの窓口で売られていて、月額も最低利用期間も違いました。

だから最初に比べるのは精度でも金額でもありません。 評価軸を先に開示したうえで8つを並べます。

この記事の立場

この記事は、AI顧問(AI導入支援)を提供している株式会社AIエージェントが書いています。当社自身を含めた比較なので、そのつもりでお読みください。評価軸は次の次の節で先に開示します。

当社はAI-OCRのエンジンを作っている会社ではありません。読み取った内容を既存のシステムへ入れ、その先の処理まで実行する仕組みを作る側です。先に書いておきます。

他社について書いているのは各社の公式サイトに記載されている事実だけで、分からない項目は推定せず「公式サイトに記載なし」としました(閲覧日は2026年9月17日)。

AI-OCRの導入支援とは|ツールを買うことと、読み取れるようになることは別です

AI-OCRは、紙やPDFの文字を読み取ってデータにする道具です。従来のOCRとの違いは、フォーマットが決まっていない帳票や手書きにも当てられるところにあります。

ただし契約した翌日から請求書が勝手にデータになるわけではなく、間に1工程あります。「この帳票の、この位置にあるのが請求金額です」という定義を、帳票の種類ごとに作る工程——帳票定義(読み取り定義・フォーマット設定)です。取引先10社の様式が10種類なら10回作ります。「AI-OCRの導入支援」が指しているのも、ほぼこの工程です。

そして実査すると、この工程を誰が持つかは会社ごとに違いました。同じ「支援」という言葉で、まったく違うものが売られています。

失敗しない選び方|4つの比較軸

順位より先に、何を良いとして並べたかを開示します。

比較軸1 帳票の読み取り定義を誰が作るか

いちばん効く軸です。 公式サイトに「代わりに作る」と書いてあるかどうかで、導入初月の負荷が変わります。

提供側が帳票定義を作ると明記していたのは2つだけでした。DX Suite の Standard・Pro(サポート内容に「帳票定義設定サービス」。ただし「枚数には制限がございます」の注記つき)と、PFU の DynaEye スタートアップサービス(「帳票定義は当社が作成」と明記)です。

残りは「マウス操作だけで設定できます」「ノンプログラミングで誰でも設計が可能」という書き方で、主語は利用者側でした。簡単だと書いてあることと、誰がやるかは別の話です。

比較軸2 同じ文字認識AIでも、窓口によって値段と契約期間が違う

AI inside株式会社の文字認識AIが、3つの窓口で売られていました。

  • AI inside株式会社が直接売る DX Suite
  • NTT東日本の AIよみと〜る(「AI inside株式会社の『DX Suite』を活用した」と記載)
  • NTT西日本の おまかせAI OCR(「AI inside 株式会社の文字認識AIを活用」と記載)

月額はNTT東西のプラン1が33,000円で、DX Suite の Lite(40,000円〜/税抜)より低い数字です。一方でNTT東西は最低利用期間12ヶ月と明記していて、DX Suite の料金ページに最低利用期間の記載はありません。安いほうを選ぶと、やめるタイミングを1年先まで決めることになります。

比較軸3 読み取ったあとのデータをどこへ渡すか

AI-OCRが返すのは文字データで、それを基幹システムや会計ソフトへ入れる部分はAI-OCRの外側にあります。

書かれ方も分かれていました。NTT東日本は「おまかせRPA」との連携で自社システムへの自動入力に対応、ハンモックはUiPath・Autoジョブ名人・AutoMate との連携、Cogent Labs はAPI連携を挙げています。NTT西日本の「おまかせAI OCR」には既存システム連携の記載がありませんでした。

ここを確かめずにツールだけ決めると、「読み取ったCSVを人が手で取り込む」という新しい手作業が生まれます。

比較軸4 金額と課金の単位が公開されているか

金額を公開していたのは8つのうち4つで、しかも課金の単位が違います。DX Suite は月額+無料枠+従量課金(1範囲・1枚あたりの単価)、NTT東西は月額の中に読み取り分の上限金額が入る形、PFU は支援サービスの一式料金です。

「月いくら」だけを横に並べても比較になりません。 自社の月間枚数を先に数えてから当ててください。

AI-OCR導入支援の会社おすすめ8選を徹底比較

上の4軸で並べます。順位ではなく、比較軸1(設定を誰が作るか)の近いものを隣に置いた順です。当社は最後に置きました——当社だけ役割が違うからで、その理由もそこに書きます。

DX Suite(AI inside株式会社)

  • 料金: Lite 月40,000円〜(初期費用0円分・月無料枠18,000円分)/Standard 月100,000円〜(初期費用200,000円分・月無料枠50,000円分)/Pro 月200,000円〜(初期費用200,000円分・月無料枠200,000円分)。従量課金は Lite が1範囲3円・1枚(全文読取)30円、Standard・Pro が1範囲1円(文字なしは0.5円/0.1円)・1枚10円。いずれも税抜表記。オプション Elastic Sorter 月20,000円〜
  • 形態: AI-OCRのクラウドサービス(開発元による直接提供)
  • 向いている体制: 読み取り枚数が多く、単価まで含めて設計したい会社。上位プランなら社内にAI担当がいなくても始められる
  • 特徴: サポート内容がプランごとに表で公開されている。 Lite はメールサポートと活用サポートコンテンツのみ。Standard・Pro になるとオンボーディングサポート(2ヶ月)・専任担当者による導入運用支援・帳票定義設定サービス・Web会議による個別サポートが付く。「手書きやFAXも高精度なデータ化」「フォーマットがバラバラな帳票も」と記載
  • 構造上できないこと: 読み取った先の業務処理は範囲外(読み取りとデータ化までの道具)。帳票定義設定サービスにも「枚数には制限がございます」の注記がある
  • 出典: dx-suite.com/料金プラン(2026-09-17 閲覧)

AIよみと〜る(NTT東日本)

  • 料金: プラン1(小型)月33,000円・読み取りは月19,800円まで/プラン2(中型)月110,000円・月66,000円まで/プラン3(大型)月220,000円・月220,000円まで。最低利用期間12ヶ月(中途解約金あり)。トライアルはプラン1が30日間、プラン2が60日間
  • 形態: AI-OCRのクラウドサービス(DX Suite を活用したNTT東日本のサービス)
  • 向いている体制: 1年以上続ける前提が立っていて、RPAまで同じ窓口でそろえたい会社
  • 特徴: 手書き文字の読み取り精度を約96.71%と公開している。請求書・納品書・注文書・輸出入関連帳票・申込書・FAX帳票・現金通帳などを例に挙げる。読取設定は「かんたんなマウスの操作だけで」可能と記載。「おまかせRPA」との連携で、読み取り結果の自社システムへの自動入力に対応(稼働時間を平均61.69%削減と報告)
  • 構造上できないこと: 読取設定の主語は利用者側(公式サイトに導入支援・サポートの内容の記載なし)。最低利用期間があるため、短期で試して畳む使い方には向かない
  • 出典: AIよみと〜る/料金・プラン(2026-09-17 閲覧)

おまかせAI OCR(NTT西日本)

  • 料金: プラン1 月33,000円/プラン2 月110,000円/プラン3 月220,000円。オプションの自動帳票仕分け機能は月22,000円/契約。最低利用期間12ヶ月
  • 形態: AI-OCRのクラウドサービス(AI inside の文字認識AIを活用したNTT西日本のサービス)
  • 向いている体制: 手書き・押印・マークシートが混ざる帳票を扱っていて、導入直後に操作を教わりたい会社
  • 特徴: 手書き・活字に加えて訂正文・チェックボックス・マークシート・押印への対応を明記。読取範囲はPDFフォーマットごとに利用者が指定する形だが、初回に操作方法のトレーニングを遠隔で実施し、サポートセンターから定期的にフォローの連絡があると書かれている
  • 構造上できないこと: 帳票定義そのものは利用者が作る(トレーニングとフォローは付くが、代行の記載はない)。既存システム連携の記載が公式サイトにない
  • 出典: おまかせAI OCR(2026-09-17 閲覧)

DynaEye スタートアップサービス(PFU)

  • 料金: 無償事前検証は無料。その他のサービスは80,000円〜300,000円(税込88,000円〜330,000円)
  • 形態: AI-OCR製品(DynaEye)に対する導入支援サービス
  • 向いている体制: 帳票の種類が多く、最初の定義作りを外に出したい会社。スキャナーごと入れ替える予定がある会社
  • 特徴: 8つの中で唯一、支援だけを単体の商品として値付けしている。 「経験豊富な専門技術者が対応」し、帳票定義は提供側が作成すると明記。内容は検証・環境構築・帳票定義設定・トレーニング・テクニカルサポート。対象はDynaEye、DynaEye マルチステーション、fiシリーズスキャナー
  • 構造上できないこと: 対象製品が決まっている支援サービス(他社のAI-OCRには当てられない)。読み取った先の業務処理は範囲外
  • 出典: DynaEye スタートアップサービス(2026-09-17 閲覧)

SmartRead(Cogent Labs Inc.)

  • 料金: 公式サイトに記載なし(「初期費用は不要!お客様の使用量に応じてプランを選べます」との記載のみ)
  • 形態: AI-OCRのクラウドサービス(+オペレーター運用のプラン)
  • 向いている体制: 紙の量が多く、スキャンから先をまとめて外に出したい会社
  • 特徴: 手書き・活字、定型・非定型のいずれにも対応と記載。複数文書の自動仕分けに触れている。SmartRead PLUS+ は「専門のオペレーターによる監督のもと」運用され、オプションで書類の引き取り・スキャン・データの加工まで行う。API連携が充実しているとし、RPA・データ連携ツール・基幹システムとの連携事例を挙げる
  • 構造上できないこと: 金額が公開されていないため、比較の初期段階で横に並べられない。オペレーター運用は人が入るぶん、枚数が増えると費用も増える構造
  • 出典: smartread.jp(2026-09-17 閲覧)

AnyForm OCR(株式会社ハンモック)

  • 料金: 公式サイトに記載なし
  • 形態: AI-OCRソフトウェア(デスクトップPC1台から利用できると記載)
  • 向いている体制: 注文書など非定型の帳票が中心で、社内に設定を担当できる人がいる会社
  • 特徴: 活字(日本語・英数字)の認識精度99.97%を掲げる。手書き日本語は「AI OCR(手書き日本語エンジン)」というオプション機能と明記されている。「OCR項目を選択し、読み取るエリアをマウスで指定するだけ」で設計可能。無償・有償の評価版があり、購入前のハンズオンセミナーも開催。UiPath・Autoジョブ名人・AutoMate・OpenText FAX・まいと〜く CenterHybrid との連携に対応
  • 構造上できないこと: 帳票定義は利用者が作る(代行の記載はない)。手書きが標準ではなくオプションなので、手書き中心の帳票では構成が変わる
  • 出典: AnyForm OCR(2026-09-17 閲覧)

スマートOCR

  • 料金: 公式サイトに記載なし
  • 形態: AI-OCRサービス
  • 向いている体制: 定型・非定型・手書きが混在していて、まず対応範囲の広さで候補を絞りたい会社
  • 特徴: 読み取り対象の書き分けがいちばん明快だった。 「手書き文字の読み取り」「活字の読み取り」「固定フォーマットの定型帳票の読み取り」「フォーマットが様々な非定型帳票の読み取り」を個別に記載している。Salesforce・Concur Invoice・e-Tax などとの連携事例を掲載
  • 構造上できないこと: 料金・導入支援の内容が公式サイトに記載されていないため、この記事の4軸のうち2つが埋まらない
  • 出典: smartocr.jp(2026-09-17 閲覧)。※運営会社名は、閲覧したページに記載がありませんでした。推定は書かないため、ここではサービス名のみとしています

【当社】AIエージェント開発(株式会社AIエージェント)

  • 料金: 1本50万円〜(対象業務の範囲、接続する既存システムの数と方式、扱うデータの量によって変わるため、無料相談で内容を伺ったうえで個別にお見積りします。お見積りは無料です)
  • 形態: 単発の開発(業務をAIが実行する仕組みを作る)
  • 向いている体制: AI-OCRで読み取ったあと、転記・チェック・登録まで人がやり続けている会社。読み取り自体より、その後ろの手作業のほうが長い会社
  • 特徴: 対象業務のひとつに「データ入力・転記」を置いていて、PDF・帳票・メールに書かれた内容を読み取り、システムやシートへ入れるところまでを作ります。含むのは要件整理・設計・開発・既存システムとの接続・導入・初期の動作確認・操作手順の説明。代表がエンジニアで、打ち合わせに出る人がそのまま作ります。当社自身の業務もAIエージェントで回しています
  • 構造上できないこと: 当社はAI-OCRのエンジンを作っていません。どの製品を使うかは、上に挙げたような他社のサービスから選びます。読み取り精度そのものを上げる立場ではなく、選定と、その先の仕組みを作る立場です。また、導入後の継続的な改善・運用はこのサービスの範囲外で、続ける場合はAI顧問でお受けします
  • 出典: AIエージェント開発/AI顧問

【比較一覧表】料金・支援範囲まとめ

サービス(運営会社)形態料金(公式サイト記載)帳票定義を作るのは最低利用期間読み取った後の連携出典
DX Suite(AI inside株式会社)クラウド月40,000円〜/100,000円〜/200,000円〜(税抜)◎ 上位2プランに帳票定義設定サービス(枚数制限あり)記載なし△ 構造化の記載のみで方式の記載なし公式
AIよみと〜る(NTT東日本)クラウドプラン1 月33,000円/2 110,000円/3 220,000円× 利用者(マウス操作で設定と記載)12ヶ月(中途解約金あり)◯ おまかせRPAと連携公式
おまかせAI OCR(NTT西日本)クラウドプラン1 月33,000円/2 110,000円/3 220,000円× 利用者(初回トレーニングと定期フォローは付く)12ヶ月△ 記載なし公式
DynaEye スタートアップサービス(PFU)導入支援サービス80,000円〜300,000円(税込88,000円〜330,000円)◎ 提供側が作成と明記記載なし△ 記載なし公式
SmartRead(Cogent Labs Inc.)クラウド+運用代行記載なし(初期費用は不要と記載)◯ PLUS+ は専門オペレーターが仕分け・読み取りを監督(帳票定義の記載なし)記載なし◯ API・RPA・基幹システム連携の事例公式
AnyForm OCR(株式会社ハンモック)ソフトウェア記載なし× 利用者(ノンプログラミングで設計と記載)記載なし◯ RPA・FAXサービスと連携公式
スマートOCRAI-OCRサービス記載なし△ 記載なし記載なし◯ Salesforce・Concur Invoice・e-Tax等の事例公式
【当社】AIエージェント開発(株式会社AIエージェント)単発の開発1本50万円〜(個別見積)△ 読み取りエンジンは他社製品から選ぶ立場単発(継続はAI顧問)◎ 既存システムとの接続を範囲に含む公式

◎=明記あり/◯=対応の記載あり/△=記載なし・条件つき/×=利用者側が行う前提。×は能力の話ではなく、公式サイトに書かれている役割分担の話です。

目的別の最適な選び方

帳票の種類が多く、最初の定義作りで止まりそうなら

PFU の DynaEye スタートアップサービスか、DX Suite の Standard・Pro です。この2つだけが「提供側が帳票定義を作る」と公式サイトに書いています。DynaEye は支援の金額が先に分かる(80,000円〜300,000円)ぶん、社内稟議に載せやすくなります。

紙の量が多く、スキャンから先をまとめて外に出したいなら

SmartRead(PLUS+) です。専門のオペレーターによる監督のもとで運用され、オプションで書類の引き取り・スキャン・データの加工まで行うと記載があります。金額は非公開なので、枚数を持って問い合わせることになります。

1年以上続ける前提が立っていて、RPAまで同じ窓口でそろえたいなら

NTT東日本のAIよみと〜るです。月額はプラン1で33,000円、おまかせRPAとの連携で自社システムへの自動入力まで書かれています。ただし最低利用期間12ヶ月・中途解約金ありなので、30日間(プラン1)のトライアルで先に当ててください。

まず小さく試して、やめる可能性も残したいなら

DX Suite の Lite(月40,000円〜・初期費用0円分)か1ヶ月トライアルプランです。料金ページに最低利用期間の記載がありません。ただし Lite のサポートはメールと活用サポートコンテンツだけで、帳票定義はご自身で作ることになります。

読み取りの後ろに、まだ長い手作業が残っているなら

ここだけ当社です。AI-OCRを入れても、出てきたデータを別のシステムへ転記し、突き合わせ、登録する作業が人に残っている——この形なら、直す場所は読み取り精度ではありません。当社のAIエージェント開発(1本50万円〜)は読み取りから転記・後続処理までを1本の仕組みとして作り、既存システムとの接続まで含めます。どのAI-OCRを使うかも、この設計の中で決めます。

当社が合わない人

  • AI-OCRそのものを安く使いたい方。 当社はエンジンを提供していないので、上の7つのどれかを直接契約したほうが早く、安くなります。
  • 帳票が1〜2種類で、月に数十枚しか処理しない方。 仕組みを作る費用を、削減できる時間で回収しづらくなります。トライアルのあるサービスで試すほうが合理的です。
  • 読み取り精度の改善だけを求めている方。 精度はエンジン側の話なので、当社が入っても上がりません。
  • 今月中に動かしたい方。 単発の開発なので、要件整理から始めると相応の期間がかかります。

まとめ

8つを実査して分かったのは、「AI-OCRの導入支援」が1つのものではないということでした。

中身は4つ——①操作トレーニングだけ(おまかせAI OCR)②上位プランに帳票定義設定が含まれる(DX Suite の Standard・Pro)③支援だけを別売りで買う(DynaEye スタートアップサービス)④オペレーターに運用ごと任せる(SmartRead PLUS+)。そしてこの4つのどれも、読み取ったあとの業務処理までは含んでいません。

同じ文字認識AIが3つの窓口で売られ、月額が低いほうに最低利用期間12ヶ月が付いているのも実査で出た事実です。カタログの数字を横に並べるだけでは見えません。

だから聞く順番はこうなります。

  1. 最初の帳票定義は、誰が作りますか
  2. 読み取ったデータは、どこへどうやって渡りますか
  3. 金額と、途中でやめるときの条件はどうなっていますか

本当のゴールはAI-OCRが入ることではなく、その帳票をめぐる作業が会社から消えることです。業務そのものを置き換える考え方は業務自動化の代行会社おすすめ7選に、仕組みを作る側の頼み先の選び方はAIエージェント開発会社の選び方にまとめています。

道具を選ぶ前に、読み取った後をどこまで自動にするか決める

AI-OCRの選定で迷う原因は、たいてい「どこまでを自動にするか」が決まっていないことにあります。そこが決まると、必要な機能も金額の桁も絞れます。

自社がいまどの段階にいるかを10問で確かめるならAI適合度診断(無料・連絡先の入力は要りません)を、読み取りの先まで含めて作る場合の金額の当たりを付けたいならAI見積もり(無料・約3分)をお使いください。

出典

よくある質問

AI-OCRの導入支援は何をしてくれるのですか?
会社によって中身が違うので、言葉だけでは決まりません。実査した範囲では4つに割れました。①操作方法のトレーニングだけ(NTT西日本「おまかせAI OCR」は初回に遠隔でトレーニング、読取範囲の指定はご自身)②上位プランに帳票定義設定が含まれる(DX Suite の Standard・Pro)③支援だけを別売りで買う(PFU の DynaEye スタートアップサービス 80,000円〜300,000円)④専門のオペレーターに運用ごと任せる(SmartRead PLUS+)。契約前に「最初の帳票定義は誰が作りますか」と聞くと、この4つのどれかがはっきりします。
AI-OCRの費用はどのくらいですか?
公式サイトに金額が出ていたのは8つのうち4つでした。DX Suite は Lite 月40,000円〜(初期費用0円分・月無料枠18,000円分)/Standard 月100,000円〜/Pro 月200,000円〜(いずれも税抜)。NTT東日本「AIよみと〜る」とNTT西日本「おまかせAI OCR」はプラン1 月33,000円/プラン2 月110,000円/プラン3 月220,000円。PFU の DynaEye スタートアップサービスは80,000円〜300,000円(税込88,000円〜330,000円)。残りの4つは公式サイトに記載がありません。
同じAIなのに値段が違うのはなぜですか?
売っている窓口が違うからです。AI inside株式会社の DX Suite は同社が直接販売していて、NTT東日本の「AIよみと〜る」は「AI inside株式会社のDX Suiteを活用したサービス」、NTT西日本の「おまかせAI OCR」は「AI inside 株式会社の文字認識AIを活用」と、それぞれの公式サイトに書かれています。月額はNTT東西のプラン1が33,000円でDX Suite の Lite(40,000円〜)より低い一方、NTT東西は最低利用期間12ヶ月と明記されています。どちらが得かは、使う量と、途中でやめる可能性をどう見るかで変わります。
手書きの帳票も読めますか?
実査した範囲では、手書き対応を明記しているものが多数でした。ただし条件の書き方は違います。ハンモックの AnyForm OCR は活字の認識精度99.97%を掲げたうえで、手書き日本語は「AI OCR(手書き日本語エンジン)」というオプション機能と書いています。NTT東日本は手書き文字の読み取り精度を約96.71%と公開しています。「手書き対応」の一言で終わらせず、オプションなのか標準なのか、精度の数字が何の条件で測られたのかまで見てください。
読み取った後のデータは自動で基幹システムに入りますか?
そこは別の仕組みです。AI-OCRが返すのは読み取った文字データで、それを自社のシステムへ入れる部分は各社で扱いが違います。NTT東日本は「おまかせRPA」との連携で自社システムへの自動入力に対応と書いており、ハンモックはUiPath等のRPAとの連携を挙げ、Cogent Labs はAPI連携を挙げています。つまり「読み取る」と「入れる」は別々に手当てが要ります。当社はこの後半(読み取った内容を既存システムやシートへ入れ、後続の処理まで実行する仕組み)をAIエージェント開発としてお受けしています。

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