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【建設業】AI導入の頼み先9選|利用料の金額を出していたのは3社

建設業のAI導入支援を頼める会社・サービスを9つ比較しました。各社の情報は公式サイトの記載だけを出典にしています(2026年9月27日閲覧)。扱う仕事が現場の写真・検査、工程・図面、工事書類、事務で分かれていて、利用料の金額を公式サイトに出していたのは3社でした。無料トライアルを案内していたのは3社、行っていないと明記していたのは1社です。

佐野 泰規佐野 泰規株式会社AIエージェント 代表取締役約20分で読めます
建設業のAI導入の頼み先9つを、現場・検査、工程・図面、工事書類、事務・書類作成の4つの仕事に分けて並べた図
図版=株式会社AIエージェント(各社の公式サイトの記載をもとに作成)

建設業のAI導入を頼める会社・サービスを9つ比べました。いちばん大きな違いは、どの仕事のAIを扱っているかでした。

現場の写真や配筋検査のAI、工程表やBIMのAI、施工計画書や安全書類を作るAI、そして見積書や問い合わせなどの事務のAI。利用料の金額を公式サイトに出していたのは3社で、無料トライアルを案内していたのは3社です。反対に「無料トライアルは行っておりません」と明記している会社もありました。

この記事は、建設会社の社長や工事・総務の責任者が、AIの導入をどこに頼むかを決める前に読む比較です。

この記事の立場

この記事は株式会社AIエージェント(AI顧問の提供元)が書いています。当社自身を含めた比較なので、そのつもりでお読みください。当社は4位に置いています。 評価軸は順位より先に開示します。

他社について書いたのは各社の公式サイトに記載がある事実だけです(2026年9月27日閲覧)。まとめサイトからの引き写しはしていません。書かれていない項目は推定せず「公式サイトに記載なし」と書いています。記載なしは「できない」という意味ではありません。

候補に挙げたものの、公式サイトの本文を当社の環境から取得できなかった会社や、公式サイトで建設業向けの「AI」を確認できなかったサービスは載せていません。

建設業のAI導入支援とは|仕事ごとに頼む先が分かれる

建設業でAIが入る場所は、大きく4つの仕事に分かれます。

  • 現場・検査……工事写真の仕分け、電子黒板、配筋検査、現場の危険の発見
  • 工程・図面……工程表の作成、BIM(3次元の建物モデル)の操作
  • 工事書類……施工計画書、労務安全書類
  • 事務・書類作成……問い合わせ対応、見積書や報告書のたたき台、システムへの転記

現場の写真のソフトを入れても、見積書の作成は変わりません。頼みたい仕事が決まっていないまま問い合わせると、各社の答えが別々の仕事の話になり、横に並べて比べられません。

失敗しない選び方|4つの比較軸

順位を出す前に、何を良いとして並べたかを書きます。

比較軸1 頼みたい仕事の商品を持っているか

いちばん大事な軸です。公式サイトで、その会社のAIがどの仕事を対象にしているかを最初に確認します。

比較軸2 利用料の見当を付けられるか

金額が出ていない=高いではありません。ただ、出ていない会社とは、問い合わせるまで比較ができません。

比較軸3 試してから決められるか

今回の中にも、1年単位の契約を明記している会社が2社ありました。契約の前に試せるかは、先に確かめておく価値があります。

比較軸4 小規模・中小向けと書いているか、定着まで支援するか

現場が少ない会社ほど、入れたあとに使われ続けるかで差が出ます。中小向けの記載と、定着の支援が書いてあるかを見ました。

建設業のAI導入の頼み先おすすめ9選を徹底比較

並び順は、中小の建設会社が「金額の見当を付け、試してから決め、定着まで見てもらえるか」を上に置きました。比較軸2〜4を重く見ています。比較軸1は読者が頼みたい仕事で変わるので、各社の見出しに対象の仕事を書いています。

1位 蔵衛門(株式会社ルクレ)|現場・写真・税抜の価格と2ヶ月の無料トライアル

  • 料金:フリー0円。ライセンスパックは「1メンバー/月 ¥1,800」(年額64,800円)、エンタープライズは800円〜。「表示価格はすべて税抜です」「お支払いは年額一括払いのみ」と書かれています
  • 形態:工事写真・黒板・台帳のクラウド(SaaS)
  • 向いている体制:現場の写真整理に時間がかかっている、小規模の現場や会社
  • 特徴:「クラウドに集まった写真をAIが自動仕分け」。料金表に「小規模の現場や会社で使いたい」の欄があります。「初期費用、初期設定、導入時サポートなどの費用は0円」「最大2ヶ月間の無料トライアルで全機能を試すことができます」と書かれています
  • 構造上できないこと:商品の中心は現場の写真と台帳です。 見積や工程表は範囲の外です。安全パトロールの危険検知AIは、公式サイトで「開発中」と明記されています
  • 出典:蔵衛門/料金プラン(2026年9月27日閲覧)

2位 Photoruction(株式会社フォトラクション)|現場と工事書類・全機能の無料トライアル

  • 料金:「初期費用 0 円」(カスタマイズやオプションで発生する場合あり)+「利用者数に応じた月額料金 + オプション利用料金」。月額の金額は公式サイトに記載なし。契約は「1年単位を基本」
  • 形態:施工管理のクラウドと、AIと専門オペレーターを組み合わせたBPO(業務代行)
  • 向いている体制:写真・図面の管理と、施工計画書などの書類づくりをまとめて外に出したい会社
  • 特徴:「SaaSとAI-BPOで建設生産を標準化」と掲げています。導入の流れに「無料トライアル すべての機能を無償でご利用いただくことが可能です。」とあります
  • 構造上できないこと:月額の金額が公式サイトに無いので、利用者数を伝えて見積もりを取るまで比べられません。 料金ページに「BPOはオプション機能のため、別途料金が発生します」とあります
  • 出典:Photoruction/料金/BPO(2026年9月27日閲覧)

3位 CAREECON Plus(BRANU株式会社)|工程・日報・中小建設企業向けと明記

  • 料金:「販売価格 サービス紹介資料に明記」(公式サイト上に金額なし)
  • 形態:施工管理のクラウドと、AIの活用支援
  • 向いている体制:日報や工程表づくりに時間がかかっている中小の建設会社
  • 特徴:AIの取り組みを「中小建設企業の現場と経営にAIを取り入れるAI戦略プロジェクト」と書いています。施工写真から作る「AI日報」、見積書から作る「AI工程表」、「導入後の定着・活用をサポート」する活用支援が並びます
  • 構造上できないこと:金額は資料を取り寄せるまで分かりません。 今回読んだページに無料トライアルの記載はありませんでした
  • 出典:BRANU AXIS/特定商取引法に基づく表記/会社概要(2026年9月27日閲覧)

4位 【当社】AIエージェント(株式会社AIエージェント)|事務・書類作成の工程に限って

  • 料金:AIエージェント開発は1本50万円〜(要件により個別見積もり)。AI受託開発は100万円〜/案件。AI顧問(どの業務から手を付けるかを決める継続支援)の料金は無料相談で見積もります
  • 形態:AI顧問(決める)+AIエージェント開発・AI受託開発(つくる)+AI研修(育てる)
  • 向いている体制:問い合わせ対応、見積書や報告書のたたき台、システムへの転記など、工事の外の事務を減らしたい中小の建設会社
  • 特徴:決める・つくる・育てるを1社で持っています。代表がエンジニアで、開発を直接行います。既存の基幹システムやスプレッドシート、メールとつなぐ前提で作ります。AI見積もりを公開していて、相談の前に費用の目安を出せます
  • 構造上できないこと:当社の公開しているサービスに、施工管理のソフトや現場の写真・検査のAIは含まれていません。 現場の仕事を頼みたい会社には、上の3社のほうが合います。公開しているサービスに無料トライアルはありません(無料相談は毎月5社まで受けています)。AI顧問は初回契約期間が1年です
  • 出典:AIエージェント開発/AI受託開発(2026年9月27日閲覧)

5位 LANDLOG(株式会社EARTHBRAIN)|安全と工事書類・月額を公開

  • 料金:安全支援アプリは「通常版 ¥ 20,000 / 月(1ライセンス)」(税込か税別かは公式サイトに記載なし)。工事書類AIの料金は公式サイトに記載なし
  • 形態:建設現場向けのアプリ・クラウド(SaaS)
  • 向いている体制:現場の安全管理や施工計画書の作成に時間がかかっている会社
  • 特徴:安全支援アプリは「生成AIが現場の危険を発見し安全管理をサポート」。工事書類AIは「施工計画書をAIで自動作成」と書かれています。安全支援アプリのページには「無料トライアル」の案内があり、条件は公式サイトに記載なしです
  • 構造上できないこと:安全と書類の2つが中心で、見積や事務は範囲の外です。 安全支援アプリの表示は「法律上の助言ではありません」とされています
  • 出典:安全支援アプリ/サービス/会社概要(2026年9月27日閲覧)

6位 ANDPAD(株式会社アンドパッド)|現場・黒板AI・1年契約

  • 料金:「料金体系は、初期費用・月額費用・オプション費用の3つで構成されております。」金額は公式サイトに記載なし
  • 形態:施工管理のクラウド(SaaS)
  • 向いている体制:現場の数が多く、写真・黒板・検査の管理を1つのソフトにまとめたい会社
  • 特徴:電子黒板では「黒板AI作成機能」で、配筋リストの文字情報を読み取って黒板の作成まで自動化すると書かれています。料金ページには「アカウント数による機能制限はありません」とあります
  • 構造上できないこと:FAQに「無料トライアルは行っておりません。 」「1年間でのご契約」とあり、契約の前に自社の現場で試す使い方はできません。 個別のデモ会はあります
  • 出典:ANDPAD黒板/料金/よくある質問(2026年9月27日閲覧)

7位 SPIDER+(スパイダープラス株式会社)|配筋検査のAIオプション

  • 料金:「お客様の規模や現場に合わせてご提案いたします。」金額は公式サイトに記載なし
  • 形態:施工管理のクラウドのオプション機能
  • 向いている体制:配筋検査の準備に時間がかかっている、SPIDER+を使っている、または入れる予定の会社
  • 特徴:「AIが豆図の情報から検査箇所を自動的に特定し、図面上に検査箇所を登録します。」と書かれ、「SPIDER+のオプション機能」とされています
  • 構造上できないこと:AIは配筋検査のオプションなので、本体の施工管理ソフトとセットで入れる前提です。 今回読んだページに試用の記載はありませんでした
  • 出典:配筋検査/よくある質問(2026年9月27日閲覧)

8位 Arent(株式会社Arent)|工程・BIM・コンサルと開発

  • 料金:公式サイトに記載なし(問い合わせ)
  • 形態:DXコンサルティング・開発と、工程管理・BIMの製品
  • 向いている体制:BIMや工程管理を自社の仕組みとして作り込みたい、規模の大きい会社
  • 特徴:コンサルティングを「構想から実行までを支援する“実装志向”の伴走型」とし、「PoCや要件整理を経て段階的に本開発へ移行」と書いています。製品に「AIクラウド工程管理システム」「LightningBIM AI Agent」が並びます
  • 構造上できないこと:コンサルと開発を段階を踏んで進める形なので、ソフトを入れて翌月から使う頼み方とは単位が違います。 今回読んだページに中小向けの記載と料金はありませんでした
  • 出典:サービス/プロダクト(2026年9月27日閲覧)

番外 よろず支援拠点|どの仕事から入れるかを無料で相談できる

  • 料金:無料。「サポーターが何度でも、無料で、現場へ伺います。」と書かれています
  • 形態:中小企業の公的な相談窓口(全国本部は中小企業基盤整備機構)
  • 向いている体制:どの仕事にAIを入れるかが、まだ決まっていない中小の建設会社
  • 特徴:「令和8年度に各拠点に配置された『AIアドバイザー』が、業務内容や課題を伺いながら、AIを活用できる業務の整理、導入に向けた社内文書・データの準備、活用可能なサービス検討などをサポートします」と書かれています
  • 構造上できないこと:建設業専用の窓口ではありません。 相談が中心なので、AIを作って動かすところは、別に頼む先を選ぶことになります
  • 出典:よろず支援拠点について(2026年9月27日閲覧)

【比較一覧表】料金・対応範囲まとめ

サービス(運営会社)対象の仕事料金(公式サイト記載)試す段階中小・定着の記載出典
蔵衛門(株式会社ルクレ)現場・写真◯ 1メンバー月1,800円(税抜・年額一括)◯ 最大2ヶ月の無料トライアル◯ 小規模向けの欄あり公式
Photoruction(株式会社フォトラクション)現場・工事書類△ 初期0円(月額は見積もり)◯ 全機能の無料トライアル× 公式サイトに記載なし公式
CAREECON Plus(BRANU株式会社)工程・日報× 資料に明記× 公式サイトに記載なし◯ 中小建設企業向け・定着支援公式
【当社】AIエージェント(株式会社AIエージェント)事務・書類作成◯ 開発50万円〜/受託100万円〜× 無料トライアルなし(無料相談はあり)◯ 中小企業が対象/services/ai-agent
LANDLOG(株式会社EARTHBRAIN)安全・工事書類◯ 安全支援アプリ 月20,000円△ 無料トライアルの案内あり(条件は記載なし)× 公式サイトに記載なし公式
ANDPAD(株式会社アンドパッド)現場・黒板× 記載なし× 無料トライアルなしと明記× 公式サイトに記載なし公式
SPIDER+(スパイダープラス株式会社)配筋検査× 記載なし× 公式サイトに記載なし× 公式サイトに記載なし公式
Arent(株式会社Arent)工程・BIM× 記載なし△ PoCから段階的に× 公式サイトに記載なし公式
よろず支援拠点仕事を問わない◯ 無料— 相談◯ 中小企業が対象公式

×は「公式サイトに書かれていない」という意味で、できないという意味ではありません。 当社の行にも×があります。現場の写真・検査・工程では、当社より上の会社のほうが範囲が合います。

目的別の最適な選び方

パターン1 現場の写真整理に時間がかかっている → 蔵衛門

税抜の価格と年額一括払いが公開されていて、最大2ヶ月の無料トライアルで全機能を試せます。

パターン2 写真・図面の管理と書類づくりをまとめて外に出したい → Photoruction

全機能を無償で試してから決められます。書類づくりはAIとオペレーターのBPO(オプション)です。

パターン3 日報や工程表を減らし、定着まで見てほしい → CAREECON Plus

中小建設企業向けと明記し、導入後の活用支援を掲げています。

パターン4 見積書や問い合わせなど、工事の外の事務から減らしたい → 当社

事務の手間から手を付けたい会社です。 既存の基幹システムやスプレッドシートとつなぐ前提で作ります。金額の目安はAI見積もりで先に出せます。

パターン5 安全管理と施工計画書を減らしたい → LANDLOG

安全支援アプリの月額が公開されています。

パターン6 どの仕事から入れるかも決まっていない → よろず支援拠点

AIアドバイザーに無料で相談できます。仕事が決まってから、上の会社を選び直しても遅くありません。

当社が合わない人

  • 現場の写真・黒板・配筋検査・安全管理のAIを入れたい人。 当社の公開しているサービスに、施工管理のソフトは含まれていません。蔵衛門・Photoruction・ANDPAD・SPIDER+のほうが範囲に合います
  • 契約の前に無料で試したい人。 当社の公開しているサービスに無料トライアルはありません。蔵衛門やPhotoructionのほうが条件が合います
  • まず数ヶ月だけ継続の支援を試してやめたい人。 AI顧問は初回契約期間が1年です。1本だけ作るならAIエージェント開発(1本50万円〜)で頼めます

まとめ

建設業のAI導入は、どの仕事のAIかで頼む先が分かれます。 利用料の金額を公式サイトに出していたのは3社、無料トライアルを案内していたのは3社でした。

選ぶ前にやることは1つだけです。AIに任せたい仕事を1つに絞ってから問い合わせてください。 今回の9つなら、仕事が決まれば比べる相手は2〜4つに減ります。

  1. 蔵衛門(ルクレ)……現場・写真。税抜の価格と2ヶ月の無料トライアル
  2. Photoruction(フォトラクション)……現場と工事書類。全機能の無料トライアル
  3. CAREECON Plus(BRANU)……工程・日報。中小建設企業向けと明記
  4. 【当社】AIエージェント……事務・書類作成。金額を公開
  5. LANDLOG(EARTHBRAIN)……安全と工事書類。月額を公開
  6. ANDPAD(アンドパッド)……現場・黒板AI。無料トライアルなし・1年契約
  7. SPIDER+(スパイダープラス)……配筋検査のAIオプション
  8. Arent……工程・BIM。コンサルと開発
  9. 番外 よろず支援拠点……どの仕事から入れるかを無料で相談

製造業の同じ比較は製造業のAI導入支援の会社8選に、業種を問わずAI開発を頼む会社の選び方はAI開発会社おすすめ5選にまとめました。見積が遅いと感じたときは建設業法の見積期間の記事も参考になります。

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出典

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