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AI広告運用の代行会社5選|「AIが運用」の中身は3種類でした

AI広告運用の代行会社・ツールを5つ、各社の公式サイトの記載だけを出典に比較しました(2026年9月24日閲覧)。「AIが運用」の中身は、入札や予算配分をツールが回すもの、人が運用しAIがチェックや解析を受け持つもの、AIの記載がなく人が定額で運用するものの3種類に分かれました。

佐野 泰規佐野 泰規株式会社AIエージェント 代表取締役約14分で読めます
AI広告運用の代行会社を、AIが何を受け持つかで3種類に分けた図
図版=株式会社AIエージェント(各社の公式サイトの記載をもとに作成)

AI広告運用をうたう代行会社とツールを5つ、公式サイトだけを読み比べました。「AIが運用」と書いてあっても、AIが受け持つ仕事は会社ごとに違いました。

入札や予算配分をツールが自動で回すもの。人が運用して、AIは入稿のチェックや解析を受け持つもの。そしてAIの記載はなく、人が定額で運用するもの。検索すると、この3種類が同じ「AI広告運用」の棚に並んで出てきます。

この記事は、AIに何を任せたいのかを先に決めてから、頼む先を選ぶための比較です。

この記事の立場

この記事は株式会社AIエージェント(AI顧問の提供元)が書いています。ただし、当社は広告運用を提供していないため、順位には入れていません。 比較表には当社の行を入れ、△を付けています。

他社について書いたのは各社の公式サイトに記載がある事実だけです(2026年9月24日閲覧)。まとめサイトからの引き写しはしていません。書かれていない項目は推定せず「公式サイトに記載なし」と書いています。記載なしは「できない」という意味ではありません。 問い合わせれば分かることが多く、公開の方針が違うだけです。

AI広告運用の代行会社とは|「AIが運用」の3種類

今回の5社を、AIが受け持つ仕事で分けると次の3つになりました。

  • ①ツールが運用を回す型……入札・予算配分・レポートをツールが自動で行い、自社で運用する(Shirofune)
  • ②人が運用し、AIが周辺作業を受け持つ型……運用の判断は人、入稿のチェックや解析をAIが受け持つ(オプト、グラッドキューブ、デジタルアイデンティティ)
  • ③AIの記載がなく、人が運用する型……料金は定額の手数料で、人が運用する(カルテットコミュニケーションズ)

どれが良いという話ではありません。社内に広告の画面を触れる人がいるか、AIに任せたいのが運用そのものか、その周りの手間か。この2つで合う型が変わります。

失敗しない選び方|4つの比較軸

順位を出す前に、何を良いとして並べたかを先に書きます。

比較軸1 AIが何をするかが公式サイトに書いてあるか

いちばん大事な軸です。「AI活用」の一言ではなく、どの作業をAIが受け持つのかまで書いてある会社を上に置きました。 任せる範囲が分からないまま契約すると、どこを自社で見ればいいかも決まりません。

比較軸2 料金が公式サイトに出ているか

今回は3社が公開していて、出し方が3通りに分かれました。広告費に対する率、広告費の区分ごとの定額、問い合わせです。出していない=高いではありません。

比較軸3 小さく始められるか

最低広告費、最低契約期間、無料で試せる期間。広告費が月数十万円に満たない会社は、ここで候補が絞られます。

比較軸4 人が止める場所を持てるか

広告アカウントの持ち主が自社か、配信の前に誰が確認するか。AIが作った広告文をそのまま配信できる状態は、打消し表示の抜けや禁止表現がそのまま世に出る状態でもあります。

AI広告運用の代行会社おすすめ5選を徹底比較

並び順は、中小企業が「AIに何を任せるかが分かり、金額を見てから小さく始められるか」を上に置きました。

1位 Shirofune|①ツールが運用を回す型

  • 料金:ツール利用料 月額広告費×5%(税抜)。「ツールの最低利用料は2.5万円(税抜)」。広告主向けサポートプランは、これにサポート料 月額10万円(税抜)が加わります。月額広告費500万円以上は問い合わせ
  • 形態:広告運用の自動化ツール(自社で運用する前提)。広告主向けサポートプランと代理店向けプランあり
  • 向いている体制:社内に広告の画面を触れる人がいて、日々の入札や予算配分の手間を減らしたい会社
  • 特徴:機能に「自動入札/予算管理機能」「進捗・レポート確認機能」「広告効果改善施策の提案/実行機能」。2ヶ月間の無料トライアル。最低契約期間はセルフプランが「なし」、サポートプランが「3ヶ月」。広告クリエイティブの改善には別のツール「I'm Creative」を用意しています
  • 構造上できないこと:自社で運用する前提のツールなので、社内に運用する人がいない会社は、サポートプランか別の代行が要ります。 広告アカウントの開設・管理主体は「ご利用主様」と書かれています
  • 出典:料金プラン(2026年9月24日閲覧)

2位 グラッドキューブ(株式会社グラッドキューブ)|②人が運用し、AI搭載の解析ツールを持つ型

  • 料金:広告費50万円以上で、代行費用は広告費の20%。契約期間は1か月から。広告費50万円以上の場合、最低契約期間なし・初期費用0円
  • 形態:リスティング広告の運用代行(サイト解析・制作・コンサルティングもあり)
  • 向いている体制:広告費が月50万円以上あり、広告だけでなくサイト側の改善も同じ会社に頼みたい会社
  • 特徴:自社開発の解析ツール「SiTest」について「世界初の人工知能を搭載した『AIレポート』」と記載。「リスティング広告による集客から、クリエイティブの制作、サイトの解析・改善まで一貫してお任せいただければ」とあります
  • 構造上できないこと:料金表の条件が広告費50万円以上なので、広告費がそれより小さい会社は、この料金体系の対象外から相談を始めることになります
  • 出典:リスティング広告 運用代行サービス/トップページ(2026年9月24日閲覧)

3位 オプト(株式会社オプト)|②人が運用し、AIが入稿のチェックを受け持つ型

  • 料金:公式サイトに記載なし(問い合わせ)
  • 形態:デジタルマーケティング支援。2026年8月6日に「アド・インフラパック」の提供開始を発表
  • 向いている体制:広告運用を自社に持ちながら(インハウス化)、入稿まわりの作業だけを外に出したい会社
  • 特徴:「アカウントの所有権は企業が保持したまま、オプトの専任チームが広告入稿に付随するオペレーション業務を一括代行」。オプトが開発した「自動検知AI」が、審査落ちの予兆検知、計測パラメータの整合性チェック、媒体の禁止ワードのフィルタリング、広告文やバナー画像内の誤字脱字の検知、リンク切れのチェックを行うと書かれています
  • 構造上できないこと:アド・インフラパックは入稿に付随する作業の代行なので、運用の判断そのものは自社に残ります
  • 出典:プレスリリース(2026年8月6日)(2026年9月24日閲覧)

4位 カルテットコミュニケーションズ(株式会社カルテットコミュニケーションズ)|③AIの記載がなく、人が定額で運用する型

  • 料金:広告費の区分ごとの定額手数料。広告費20万円以内は30,000円、20万円超40万円以内は50,000円、40万円超70万円以内は100,000円(以下、300万円まで8区分)。初期費用0円/3万円。「料金は全て税抜です」
  • 形態:リスティング広告・SNS広告の運用代行
  • 向いている体制:広告費が月数十万円以下で、運用そのものを人に任せたい会社
  • 特徴:「最低契約期間 なし」「最低広告費 なし」。「区分内での広告費の増減に関わらず、定額の手数料」と記載
  • 構造上できないこと:今回読んだページに、AIが運用のどの作業を受け持つかの記載はありませんでした。 AIに任せる範囲で選びたい会社には比べる材料が少なくなります
  • 出典:料金表(2026年9月24日閲覧)

5位 デジタルアイデンティティ(株式会社デジタルアイデンティティ)|②人が運用し、AIは調査に使う型

  • 料金:公式サイトに記載なし(問い合わせ)
  • 形態:広告運用のほか、SEO、制作、インハウス支援などを扱うデジタルマーケティング支援
  • 向いている体制:広告だけでなく、SEOやAI検索への対策もまとめて相談したい会社
  • 特徴:広告運用のページに「コンバージョン(CV)やコンバージョン単価(CPA)の改善にとどまらず」ビジネスKPIの達成を目指すと記載。サービス一覧に「Forté.AIを使用した各種調査」の項目があります
  • 構造上できないこと:広告運用のどの作業をAIが受け持つかは、今回読んだページには書かれていませんでした。 料金も問い合わせてから分かる形です
  • 出典:広告運用(2026年9月24日閲覧)

【比較一覧表】料金・AIの役割まとめ

サービス(運営会社)形態料金(公式サイト記載)向いている規模・体制AIが受け持つ作業小さく始められるか出典
Shirofune① ツール(自社運用)◯ 広告費×5%(最低2.5万円・税抜)運用する人が社内にいる◯ 入札・予算配分・レポート・改善提案◯ 2ヶ月無料・最低契約なし(セルフ)公式
グラッドキューブ(株式会社グラッドキューブ)② 代行◯ 広告費の20%広告費50万円以上△ 解析ツールのAIレポート△ 広告費50万円以上が条件公式
オプト(株式会社オプト)② 入稿作業の代行× 記載なし運用を自社に持つ会社◯ 入稿チェック5項目を明記× 記載なし公式
カルテットコミュニケーションズ(株式会社カルテットコミュニケーションズ)③ 代行◯ 定額(20万円以内は3万円・税抜)広告費が月数十万円以下× 記載なし◯ 最低広告費・最低契約なし公式
デジタルアイデンティティ(株式会社デジタルアイデンティティ)② 代行× 記載なし広告とSEOをまとめたい会社△ 調査にForté.AI× 記載なし公式
【当社】AIエージェント(AI顧問)△ 広告運用は提供していない△ 無料相談で見積もり広告以外の業務も仕組みにしたい会社△ 業務の仕組みづくり△ 初回契約期間1年/services/ai-ops

×は「公式サイトに書かれていない」という意味で、できないという意味ではありません。 また、③の型が劣っているわけでもありません。運用そのものを人に任せたい会社には、AIの有無より料金の分かりやすさのほうが効く場面があります。

目的別の最適な選び方

パターン1 社内に運用する人がいて、日々の手間を減らしたい → Shirofune

入札や予算配分、レポート作成をツールに任せ、判断は自社で持つ形です。2ヶ月の無料トライアルで、自社のアカウントで試してから決められます。

パターン2 広告費が月数十万円以下で、運用ごと任せたい → カルテットコミュニケーションズ

最低広告費と最低契約期間が無く、広告費の区分で手数料が決まります。AIの記載は無いので、AIに何を任せるかではなく、人に任せる前提で選ぶ会社です。

パターン3 広告費が月50万円以上で、サイトの改善もまとめたい → グラッドキューブ

広告費の20%で代行し、解析ツールやサイト改善まで同じ会社で扱います。

パターン4 運用は自社で持ち、入稿のミスだけを減らしたい → オプト

アカウントの所有権を自社に置いたまま、入稿まわりの作業をAIのチェック付きで外に出す形です。

パターン5 広告以外の集客業務も含めて、AIで仕組みにしたい → 外に頼む

広告運用そのものではなく、問い合わせの一次対応やレポートの集計、見込み客のフォローなど、広告の前後にある手間をAIで回したいなら、広告代理店とは別の頼み先になります。当社のAI顧問は、どの手間から減らすかを決め、必要ならAIエージェントを作り、社内で回るまで育てます。頼む先そのものを比べるなら業務自動化の代行会社の比較が次の記事です。AIに作らせたものをどこで止めるかはAIエージェントの暴走を止める方法に書きました。

AIが作った広告文を配信する前に、人が止める場所

どの型を選んでも、配信の前に人が1回見る場所は残してください。私なら、次の3つを配信前の確認に固定します。

  • 打消し表示……「◯%オフ」「無料」などの強調表示に、条件(期間・対象・回数)が近くに書いてあるか
  • 媒体の禁止表現と審査基準……オプトの自動検知AIが「媒体の禁止ワードのフィルタリング」を受け持つように、機械で拾えるものは機械に任せ、最後の判断は人が持つ
  • 事実の誤り……価格・日付・キャンペーン条件。AIは自社の最新の条件を知りません

AIで広告文や素材を作るツールそのものの比較は、AIマーケティングツールおすすめ7選に書きました。

当社が合わない人

  • 広告運用そのものを任せたい人。 当社は広告運用を提供していません。この記事の5社に直接相談するほうが早く確実です
  • まず1〜2か月だけ試してやめたい人。 AI顧問は初回契約期間が1年です。短く試したい場合は、無料トライアルや最低契約期間なしのサービスのほうが条件に合います
  • AIに全部作らせて、確認なしで配信まで自動にしたい人。 当社は人が確認する場所を決めて回す立場なので、確認を外す設計はお手伝いしていません

まとめ

AI広告運用の代行会社は、「AIが運用」の中身が3種類に分かれていました。ツールが運用を回す型、人が運用しAIが周辺作業を受け持つ型、AIの記載がなく人が運用する型です。料金を公式サイトに出していたのは5社中3社で、出し方も率・定額・問い合わせに分かれていました。

  • 1位 Shirofune……①ツールが運用を回す型(広告費×5%)
  • 2位 グラッドキューブ……②人が運用し、AI搭載の解析ツールを持つ型(広告費の20%)
  • 3位 オプト……②人が運用し、AIが入稿のチェックを受け持つ型
  • 4位 カルテットコミュニケーションズ……③AIの記載がなく、人が定額で運用する型
  • 5位 デジタルアイデンティティ……②人が運用し、AIは調査に使う型

本当のゴールは、AIを使うことではなく、集客の手間が減って、その状態が続くことです。 頼む前に「AIに任せたいのは運用そのものか、その周りの手間か」を決めてください。

広告の前後にある手間から、AIに任せられるものを探す

広告運用を外に出しても、問い合わせの対応やレポートの集計は社内に残ります。当社のAI適合度診断は10問で、経営・活用・人材・データ・ルールの5分野から自社の現在地を点数にします。連絡先の入力は要りません。 仕組みを作る場合の費用の目安は、AI見積もりで先に確かめられます。

出典

自社の場合、いくら?

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