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AIチャットボット開発会社おすすめ7選|比べるのは月額ではありません

当社を含む7社の公式サイトで、AIチャットボットの料金の書かれ方を実査しました。問い合わせ件数で課金すると書いている会社は1社もなく、増える条件(利用者数・機能プラン・従量課金なし)を公開していたのは4社でした。金額を全プラン公開していたのは1社です。評価軸を先に開示したうえで、比較一覧表と目的別の選び方をまとめました。

佐野 泰規佐野 泰規株式会社AIエージェント 代表取締役約13分で読めます
ノートパソコンに掛けられたコールセンター用のヘッドセット
Pexels / MART PRODUCTION

この記事でわかること

  • 当社を含む7社の公式サイトを実査した。「問い合わせ件数で課金する」と書いている会社は1社もなかった
  • 料金が増える条件を公開していたのは4社。内訳は利用者数(HiTTO)・機能プラン(FirstContact)・従量課金なし(ユーザーローカル)・受託なので月額課金なし(当社)
  • 金額そのものを全プラン公開していたのは1社だけ(FirstContact)。しかも同じ会社の中でシナリオ型 月額2,980円〜と生成AI型 月額80,000円〜が並ぶ
  • だから比べる順番は「月額 → 件数」ではなく「増える条件 → 人の支援が月額に入るか → 金額」。評価軸を先に開示して7社を並べた

AIチャットボットを頼む先を探すとき、多くの人が最初に「月額いくらか」「問い合わせ何件まで使えるか」を並べようとします。

当社を含む7社の公式サイトを実査したところ、問い合わせ件数で課金すると書いている会社は1社もありませんでした。 代わりに書かれていたのは、利用者数・機能プラン・「従量課金なし」の3種類です。しかもその増える条件を公開していたのは4社で、残る3社は条件そのものが公式サイトにありません。

だから比べる順番は「月額 → 件数」ではありません。 以下、評価軸を先に開示したうえで7社を並べます。

この記事の立場

この記事は、AI顧問(AI導入支援)とAI受託開発を提供している株式会社AIエージェントが書いています。当社自身を含めた比較なので、そのつもりでお読みください。他社について書いたのは、各社の公式サイトに記載があった事実だけです(閲覧日は末尾の出典に記載)。記載が見つからなかった欄は推定せず「公式サイトに記載なし」と書いています。

AIチャットボット開発会社とは|買い方が2種類に分かれる

「AIチャットボットを作ってもらう」と言ったとき、実際に買うものは2つに分かれます。

  • 自社プロダクトを持つ会社から、月額で借りる(初期費用+月額。設定と学習データの作成は会社が手伝う)
  • 受託開発の会社に、自社の仕組みとして作ってもらう(開発費を払い、納品物が自社に残る)

前者が市場の大半です。後者を選ぶ理由は「安いから」ではなく、社内の基幹システムや予約システムと繋がないと答えられない、または回答の根拠になる文書を社外のサービスに置けないという制約があるときです。

チャットボットに社内文書を読ませて答えさせる仕組み(RAG)そのものの選び方は社内RAG構築を頼める会社おすすめ5選に、費用の内訳は社内RAGの構築費用に分けて書きました。

失敗しない選び方|4つの比較軸

順位より先に、何を良いとして並べたかを開示します。

  1. 料金が増える条件が公開されているか——何を数えて課金するのか(件数/利用者数/機能プラン/増えない)。ここが分からないと、導入して問い合わせが増えたときにいくらになるかを、発注前に計算できません
  2. 金額そのものが公開されているか——予算の当たりを社内で付けられるか
  3. 人の支援が月額に入っているか——チャットボットは作って終わりではなく、答えられなかった質問を足し続ける仕事が残ります。それを誰がやるか
  4. やめたときに何が残るか——利用契約か、納品物か

1を2より前に置いたのは、増える条件が分からない金額は比較に使えないからです。 月額3万円と月額8万円は、増える条件が違えば大小を比べる意味がありません。

AIチャットボット開発会社おすすめ7選を徹底比較

1. 株式会社AIエージェント(当社)

  • 料金: AI受託開発 100万円〜(小〜中規模100〜300万円)。月額課金の仕組みではないので、問い合わせが増えても料金は増えません(保守を依頼する場合は別途)
  • 形態: 受託開発。既存システムとの接続や、社外に出せない文書を扱う前提の構築
  • 人の支援: AI顧問(AI導入支援)として、回答できなかった質問の棚卸しと社内ルールづくりまで継続的に担当できます
  • やめたときに残るもの: 納品物(自社の資産)
  • 構造上できないこと: 月額数千円では始められません。また当社は自社のチャットボット製品を持っていないので、契約前にその場で触れるデモがありません(要件に合わせて作る前提のため)

2. FirstContact(株式会社バイタリフィ)

  • 料金: スタンダード 月額2,980円〜/プレミアム 月額15,000円〜/プロ 月額29,000円〜(いずれも初期費用0円)、生成AIチャット 月額80,000円〜・初期費用100,000円。オプションはExcelかんたんインポート5,000円、SNS連携(LINE・Messenger)9,800円、シナリオオーダーメイド構築とカスタマイズ開発は別途見積。記載の月額は12ヶ月契約での単価と明記
  • 形態: 自社プロダクト(シナリオ型と生成AI型の2種類)。20日間の無料トライアルあり
  • 増える条件: 機能プランとオプション単価が公開されています
  • やめたときに残るもの: 利用契約なので、解約後は残りません
  • 注目点: 同じ会社の中でシナリオ型2,980円と生成AI型80,000円が並んでいます。「AIチャットボット」という言葉が指すものが2つあることが、料金表にそのまま出ています

3. サポートチャットボット(株式会社ユーザーローカル)

  • 料金: 「初期費用+月額費用のみ」。「従量課金なしのシンプルな料金体系」と明記。契約は6ヶ月更新。金額は公式サイトに記載なし(資料ダウンロード)
  • 形態: 法人向けクラウドサービス。生成AIによるQ&A自動生成、アップロードした文書の検索(RAG)に対応
  • 人の支援: 専任チームのサポート・チャットボット構築代行・運用トレーニング・勉強会を追加料金なしと記載。有人チャット切替、外部システムとのAPI連携、多言語対応も追加料金なし
  • やめたときに残るもの: 利用契約なので、解約後は残りません

4. HiTTO(株式会社マネーフォワード)

  • 料金: 利用者数に応じた月額課金。「質問の数による課金はありません」「回答の数による課金はありません」「導入の初期費用はございません」と3点を明記。金額は問い合わせ
  • 形態: 社内向け(バックオフィス中心)のAIチャットボット。社内情報の一元管理を前面に置いています
  • 増える条件: 実査した7社の中で、課金しない対象まで書いていたのはここだけです
  • やめたときに残るもの: 利用契約なので、解約後は残りません
  • 向き不向き: 社内向けなので、サイトの問い合わせ(顧客向け)を自動化したい場合は用途が違います

5. sAI Chat(株式会社サイシード)

  • 料金: 「初期費用」と「月額費用」から構成。Starter/Standard/DXの3プランで、金額は3プランとも「無料お見積り」=公式サイトに記載なし
  • 形態: 自社プロダクト。プランの違いは機能ではなく運用コンサルが付くか、カスタムするかで分かれています
  • 人の支援: Standard以上に運用コンサルが含まれる構成
  • やめたときに残るもの: 利用契約なので、解約後は残りません
  • 注目点: プランの分け方が「人の支援の量」になっているのは、選び方の軸としてそのまま使えます

6. AIさくらさん(株式会社ティファナ・ドットコム)

  • 料金: 「初期費用+月額費用」。月額にシステム利用料・サポート利用料(サポートは無制限対応)・バージョンアップ費用・データバックアップがすべて含まれると明記。金額は公式サイトに記載なし(資料ダウンロード)
  • 形態: 自社プロダクトのシリーズ。チャットボットのほか、電話対応・アバター接客・社内問い合わせなど用途別に商品が分かれています。独自カスタマイズも可能と記載
  • やめたときに残るもの: 利用契約なので、解約後は残りません
  • 注目点: 「月額に何が含まれるか」を4項目で列挙しています。金額は分かりませんが、後から請求が乗る項目が絞れるという点では、金額だけの公開より実務的です

7. 株式会社ObotAI

  • 料金: 公式サイトに料金ページがなく、金額も増える条件も記載なし
  • 形態: 多言語チャットボット「ObotSERVE」(RAGとシナリオを組み合わせたハイブリッド・100言語以上に対応と記載)。受託開発のメニューもあります
  • 向いている場面: インバウンド対応や自治体窓口など、多言語が要件に入るとき。この軸では他の6社と直接は比べられません
  • やめたときに残るもの: 商品によるため、公式サイトの記載からは判断できません

【比較一覧表】料金・増える条件・やめたときに残るもの

会社/サービス金額の公開料金が増える条件人の支援やめたときに残るもの
当社(AIエージェント)100万円〜(受託)増えない(月額課金ではない)AI顧問として継続納品物
FirstContact(バイタリフィ)全プラン公開機能プラン+オプション単価記載なし(別途見積のカスタマイズあり)残らない
サポートチャットボット(ユーザーローカル)記載なし従量課金なしと明記構築代行・専任チームが追加料金なし残らない
HiTTO(マネーフォワード)記載なし利用者数(質問数・回答数では課金しない)記載なし残らない
sAI Chat(サイシード)記載なし記載なしプランの差が運用コンサルの有無残らない
AIさくらさん(ティファナ・ドットコム)記載なし記載なし(月額に含む4項目は明記)サポート無制限と明記残らない
ObotAI記載なし記載なし記載なし記載なし

当社にも弱いところがあります。 金額の公開という軸では、全プランを公開しているFirstContactのほうが上です。当社が出せるのは「100万円〜」という帯だけで、実際の金額は要件を聞かないと出せません。月額数千円から試したい会社にとって、当社は最初の選択肢になりません。

「記載なし」は「やっていない」という意味ではありません。 見積もりを取れば当然出てきます。ここで言えるのは「発注前に自分で調べられるかどうか」だけです。

件数で課金されないなら、何が費用を押し上げるのか

実査して意外だったのは、7社とも問い合わせ件数で課金していなかったことです。読者が最初に心配する「使われすぎて請求が増える」は、少なくとも公式サイトの記載上は起きにくい構造になっています。

代わりに費用を押し上げるのは次の2つです。

  1. 生成AI型を選ぶかどうか——FirstContactの料金表では、シナリオ型のプロ(月額29,000円〜)と生成AIチャット(月額80,000円〜)で月額が約2.8倍、初期費用は0円から100,000円に変わります。同じ「AIチャットボット」という言葉の中に、この段差があります
  2. 人の支援を月額に入れるかどうか——sAI Chatはプランの差がまさにここで、ユーザーローカルとAIさくらさんは「サポートは追加料金なし」と書いています。答えられなかった質問を誰が足し続けるかは、導入後に必ず発生する仕事です

私はこの2つを、金額より先に決めます。 型と支援の範囲が決まれば金額は自動的に絞られますが、逆順だと「安いプランを選んだのに、結局やりたいことが生成AI型だった」という手戻りになります。

答えられなかった質問をQ&Aに整える作業そのものは、社内でもできます。手順はChatGPTで社内FAQを作る手順に、実行結果つきで書きました。

目的別の最適な選び方

  • とにかく安く、早く試したい → FirstContact。金額が公開されていて、20日間の無料トライアルがあります
  • 社内の問い合わせ(人事・総務・情報システム)を減らしたい → HiTTO。利用者数課金なので、社内向けは費用が読めます
  • 顧客向けで、運用まで任せたい → サポートチャットボット(ユーザーローカル)またはsAI Chat。構築代行・運用コンサルが料金の中にあると書いている2社です
  • 多言語・インバウンドが要件 → ObotAI
  • 月額に何が含まれるかを先に固めたい → AIさくらさん。含まれる4項目が明記されています
  • 基幹システムや予約システムと繋がないと答えられない/社外に出せない文書を扱う → 当社のような受託開発。AI開発会社おすすめ(中小企業向け)も併せてご覧ください

当社が合わない人

  • 月額数千円で始めたい会社——当社の受託開発は100万円〜で、そもそも価格帯が違います
  • 契約前に動くものを触って決めたい会社——当社は自社のチャットボット製品を持っていないので、既製品のデモを出せません
  • 一般的なFAQに答えられれば十分な会社——既存のFAQで答えられる範囲なら、SaaSのほうが速くて安く済みます。その場合は当社に頼む理由がありません

まとめ

  • 実査した7社のうち、問い合わせ件数で課金すると書いている会社は1社もありませんでした
  • 料金が増える条件を公開していたのは4社(当社=増えない/FirstContact=機能プラン/ユーザーローカル=従量課金なし/HiTTO=利用者数)。残る3社は条件そのものが公式サイトにありません
  • 金額を全プラン公開していたのは1社(FirstContact)。しかも同じ会社の中でシナリオ型2,980円〜と生成AI型80,000円〜が並びます
  • だから比べる順番は、①増える条件 → ②人の支援が月額に入るか → ③金額です

問い合わせる前に、自社の問い合わせを数えておく

見積もりを取る前に、いま社内外から来ている問い合わせの上位20件を書き出しておくと、話が早く進みます。既存のFAQで答えられるものが大半ならSaaSで足り、社内システムを見ないと答えられないものが混ざっていれば開発の話になります。

  • AI適合度診断:10問で、自社のどこから手を付けるかが出ます。連絡先の入力は要りません
  • AI見積もり:仕組みとして作る場合の金額の当たりが、約3分で出ます

出典

いずれも2026年9月15日に各社の公式サイトで確認しました。

よくある質問

AIチャットボットは月額いくらが相場ですか?
公式サイトで金額を全プラン公開していたのは、実査した7社のうち1社だけでした(FirstContact=シナリオ型 月額2,980円〜、生成AI型 月額80,000円〜・いずれも12ヶ月契約での単価)。ほかの会社は「初期費用+月額費用」という構成だけを示し、金額は問い合わせか資料請求です。同じ「AIチャットボット」でもシナリオ型と生成AI型で桁が変わるので、相場を1つの数字で持たないほうが安全です。
問い合わせが増えると料金は上がりますか?
実査した範囲では、問い合わせ件数で課金すると書いている会社は1社もありませんでした。 明記していたのは、ユーザーローカルの「従量課金なし」、HiTTOの「質問の数・回答の数による課金はありません(課金は利用者数)」、FirstContactの機能プランとオプション単価の3つです。残りの会社は増える条件そのものが公式サイトに書かれていないので、見積もりの段階で必ず聞いてください。
SaaSを契約するのと、開発会社に作ってもらうのはどちらがよいですか?
問い合わせの内容が一般的で、既存のFAQで答えられるならSaaSが速くて安いです。開発を頼む意味が出るのは、社内の基幹システムや予約システムと繋いで「調べて答える」必要があるとき、または回答の根拠になる文書が社外に出せないときです。当社は後者を受けています。
作ったチャットボットは自社のものになりますか?
SaaSは利用契約なので、解約すると使えなくなります。受託開発で作った場合は納品物が自社の資産として残ります。どちらが良いかは、やめたときに何が残るかで決めてください。この観点は比較表の「やめたときに残るもの」の列にまとめました。
社内向けと顧客向けでは選ぶ会社が違いますか?
違います。社内向け(人事・総務・情報システムへの問い合わせ)は利用者数が読めるので、HiTTOのような利用者数課金と相性がよいです。顧客向け(サイトの問い合わせ)は訪問数が読めないので、従量課金の有無を先に確認してください。社内文書を根拠に答えさせる話は「社内RAG構築を頼める会社おすすめ5選」にまとめました。

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