法人向け議事録AIおすすめ6選|「学習に使わない」明記は4つ
法人向けの議事録AIを6製品、各社の公式サイトの記載だけを出典に比較しました(2026年9月25日閲覧)。会議データをAIの学習に使わないと公式サイトに書いていたのは6つ中4つで、書いてある場所も「全プラン共通」「上位プランの項目」「許可なくは行わない」と分かれていました。料金を公開していたのは3つです。

法人向けの議事録AIを6つ、公式サイトだけを読み比べました。会社で使うなら、最初に見るのは文字起こしの精度ではなく「会議データをAIの学習に使うか」です。
会議には、取引先の名前、見積もりの金額、人事の話が普通に出てきます。それが外部のAIの学習に回るかどうかは、精度より先に決めておく条件です。今回の6製品で、学習に使わないと公式サイトに書いていたのは4つでした。しかも書き方が製品ごとに違い、どのプランを契約すればそうなるのかまで読まないと判断できません。
この記事の立場
この記事は株式会社AIエージェント(AI顧問の提供元)が書いています。ただし、当社は議事録AIを販売していないため、順位には入れていません。 会議の記録を仕組みごと整えたい場合の置き場所だけ、最後に1段書きます。
他社について書いたのは各社の公式サイトに記載がある事実だけです(2026年9月25日閲覧)。まとめサイトからの引き写しはしていません。書かれていない項目は推定せず「公式サイトに記載なし」と書いています。記載なしは「できない」「学習に使う」という意味ではありません。 利用規約や別の資料に書かれていることもあるので、契約前に問い合わせてください。
法人向け議事録AIとは|会議を録って、文字にして、まとめるまで
議事録AIは、会議の音声を録り、文字に起こし、要約や決定事項を出すところまでを受け持ちます。形は大きく3つに分かれました。
- クラウド型……録音をクラウドに送って文字起こし・要約する(Notta、Rimo Voice、toruno、Otolio)
- スタンドアローン型……インターネットにつながずにパソコンの中で文字起こしする(AmiVoice ScribeAssist)
- 会議サービスの内蔵機能……使っている会議サービスの中でメモを作る(Google Meet の自動メモ生成)
失敗しない選び方|5つの比較軸
順位を出す前に、何を良いとして並べたかを先に書きます。
比較軸1 会議データを学習に使わないと、公式サイトに書いてあるか
いちばん大事な軸です。「書いてある」だけでなく、どのプランに書いてあるかまで見ました。上位プランの項目にだけ並んでいる製品もあります。
比較軸2 料金が公式サイトに出ているか
出していない=高いではありません。ただ、出ていない製品とは問い合わせるまで比較ができません。
比較軸3 話者を分けられるか
誰が何を言ったかが分からない議事録は、決定事項の確認に使えません。
比較軸4 社外にデータを出さずに使えるか
インターネットにつながずに使えるかどうか。機密度の高い会議が多い会社では、ここが決め手になります。
比較軸5 無料で試せるか
無料プランとトライアルは別物です。試すときは、社外秘の会議ではなくダミーの音声で精度を確かめてください。
法人向け議事録AIおすすめ6選を徹底比較
並び順は、「会議データの扱いが公式サイトで確かめられ、金額を見てから始められるか」を上に置きました。
1位 Rimo Voice(Rimo合同会社)|全プランで「AI学習なし」と明記
- 料金:Solo $9/月、Business $15/月(いずれも「リリース限定」の50%オフ表示で、通常は $18・$30。「月払い(税込)」の表記)
- 形態:クラウド型
- 向いている体制:学習利用の線を、プランを選ばずに一律で引きたい会社
- 特徴:料金表の冒頭に「会議データはAI学習に使用されることはありません」、各プランの項目にも「AI学習なし」。「すべてのプランに無制限の文字起こし時間」と記載。デジタル庁「デジタルマーケットプレイス(DMP)」に掲載されていると書かれています。話者識別は料金ページのFAQに記載があり、法人プランは「自動話者分離」、プロプラン・文字起こしプランは「簡易的な話者分離」と書かれています(2026年9月25日閲覧)。
- 構造上できないこと:料金がドル表記なので、円での予算取りや請求書払いの条件は、問い合わせて確かめることになります。
- 出典:料金表(2026年9月25日閲覧)
2位 toruno(株式会社リコー)|法人向けの時間課金で、学習利用なしを明記
- 料金:初期費用0円・月額料金制。「toruno ビジネス AI要約」月30時間プランは月額27,000円(超過は1時間900円)、月100時間プランは月額85,500円(超過は1時間855円)。「料金はいずれも税抜きです」
- 形態:クラウド型(法人向け)
- 向いている体制:会議の総時間で予算を組みたい会社。利用者の人数が多い会社
- 特徴:セキュリティの項目に「AI学習に利用されない」「2要素認証」「IPアドレス制限」「会議ログの閲覧・編集権限管理」。「ユーザーアカウントに連動する費用はありません」とあり、人数ではなく記録時間で課金されます
- 構造上できないこと:記録時間で課金されるので、会議の総時間が読めない会社は、最初の月に超過が出やすくなります
- 出典:toruno(2026年9月25日閲覧)
3位 Notta|料金と話者識別を無料プランから公開
- 料金:フリー ¥0、プレミアム ¥1,185/月、ビジネス ¥2,508/月(いずれも年間プランの単月費用・一括払い。「表示価格は全て税込価格です」)、エンタープライズは要相談
- 形態:クラウド型
- 向いている体制:まず個人や小さなチームで試し、使う人を増やしながら決めたい会社
- 特徴:フリープランの機能に「話者識別」。ビジネスプランに「セキュリティ管理」「利用状況レポート」。料金ページでは「AI学習なし」がエンタープライズの項目に並んでいます
- 構造上できないこと:学習利用の記載がエンタープライズの項目にあるので、それより下のプランで同じ扱いになるかは、料金ページだけでは判断できません
- 出典:料金プラン(2026年9月25日閲覧)
4位 Otolio(エピックベース株式会社)|旧スマート書記。許可なく学習しないと明記
- 料金:公式サイトに金額の記載なし(「会議の量や使い方によって異なるため、ヒアリングのうえご提案しています」)
- 形態:クラウド型(旧名称「スマート書記」)
- 向いている体制:導入前に全機能を試し、個別に見積もりを取りたい会社
- 特徴:「AI学習しない安心のセキュリティ」と掲げ、FAQに「お客様の許可なく機械学習は行っておりません」。「14日間のトライアルで、すべての機能をお試しいただけます」
- 構造上できないこと:料金が公開されていないので、問い合わせる前に他の製品と金額を並べることはできません
- 出典:Otolio/料金(2026年9月25日閲覧)
5位 AmiVoice ScribeAssist(株式会社アドバンスト・メディア)|インターネットにつながずに使える
- 料金:基本料金・ライセンス料金とも個別見積もり(オープン価格)。月額制・導入初期費用ゼロ。AI要約の利用料はライセンス料金に含む
- 形態:スタンドアローン型(Windows のパソコンで動く)
- 向いている体制:機密度の高い会議が多く、音声を社外に出したくない会社
- 特徴:「インターネット接続なしでも利用可能」と記載(一部の要約機能はインターネット接続が必要)。話者識別は「声の特長を学習することで、発話者の名前と発言をAIが自動的に紐づけ」、学習データが無くても番号を振ると書かれています
- 構造上できないこと:パソコンで動かす製品なので、動作環境(Windows 10/11・Core i5以上・メモリ8GB以上)を満たす端末が要ります
- 出典:AmiVoice ScribeAssist(2026年9月25日閲覧)
6位 Google Meet の自動メモ生成(Google)|会議サービスの中でメモを作る
- 料金:単体の料金はなく、「対象となる Google Workspace エディションまたは Google AI プランへのご登録が必要」
- 形態:会議サービスの内蔵機能
- 向いている体制:会議を Google Meet に寄せていて、別の製品を増やしたくない会社
- 特徴:対応言語に日本語を含む。既定の設定が変わる予定についてはGoogle Meetの自動メモの記事に書きました
- 構造上できないこと:Google Meet の会議だけが対象なので、他の会議サービスや対面の会議はそのままでは記録できません。 学習利用の扱いは、今回読んだヘルプページには書かれていませんでした
- 出典:Google Meet の「自動メモ生成」|Google Meet ヘルプ(2026年9月25日閲覧)
【比較一覧表】料金・学習利用の書き方まとめ
| 製品(運営会社) | 形態 | 料金(公式サイト記載) | 学習に使わない旨の記載 | 話者識別 | 社外に出さずに使えるか | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Rimo Voice(Rimo合同会社) | クラウド | ◯ $9〜$15/月(限定価格・税込) | ◯ 全プランに明記 | ◯ FAQに記載(法人は自動・プロ等は簡易) | × クラウド | 公式 |
| toruno(株式会社リコー) | クラウド | ◯ 月30時間 27,000円(税抜) | ◯ 明記 | × トップに記載なし | × クラウド | 公式 |
| Notta | クラウド | ◯ ¥0〜¥2,508/月(税込) | △ エンタープライズの項目に記載 | ◯ 無料から | × クラウド | 公式 |
| Otolio(エピックベース株式会社) | クラウド | × 個別提案 | ◯ 許可なく行わないと明記 | × トップに記載なし | × クラウド | 公式 |
| AmiVoice ScribeAssist(株式会社アドバンスト・メディア) | スタンドアローン | × 個別見積もり | × 記載なし | ◯ 声の特長で紐づけ | ◯ 接続なしで利用可 | 公式 |
| Google Meet 自動メモ生成(Google) | 会議サービス内蔵 | △ Workspace の契約次第 | × ヘルプページに記載なし | × ヘルプページに記載なし | × クラウド | 公式 |
×は「公式サイトの、今回読んだページに書かれていない」という意味で、できない・学習に使うという意味ではありません。 AmiVoice ScribeAssist は学習利用の記載こそ見当たりませんでしたが、そもそも音声を社外に出さずに使えるので、比較軸1とは別の形で同じ心配に答えています。
目的別の最適な選び方
パターン1 どのプランでも学習に使わない形にしたい → Rimo Voice
料金表の冒頭と全プランの項目に「AI学習なし」と書かれています。プランを選ぶときに、この条件を気にしなくて済みます。
パターン2 人数が多く、会議の総時間で予算を組みたい → toruno
ユーザー数ではなく記録時間で課金されます。学習利用なし・IPアドレス制限も明記されています。
パターン3 まず無料で試して、使う人を増やしながら決めたい → Notta
無料プランから話者識別が使えます。本格導入のときは、学習利用の扱いがどのプランの条件になっているかを問い合わせてから契約してください。
パターン4 音声を社外に出したくない → AmiVoice ScribeAssist
インターネットにつながずに文字起こしできるスタンドアローン型です。
パターン5 会議の記録を、仕組みごと整えたい → 選定と定着を外に頼む
議事録AIを入れても、誰が録って、どこに保存し、決定事項を誰に回すかが決まっていないと、記録は溜まるだけです。当社のAI顧問は、どの会議から記録するかを決め、議事録から決定事項とToDoを担当者に回す仕組み(AIエージェント)を作り、社内で回るまで育てます。どの情報を外部のAIに入れてよいかの線引きは、生成AIの社内ルールの作り方にまとめました。頼む先そのものを比べるなら、AI導入支援の会社おすすめ7選が次の記事です。
当社が合わない人
- 議事録AIのツールだけを買いたい人。 当社は議事録AIを販売していません。この記事の6製品に直接申し込むほうが早くて安く済みます
- まず1〜2か月だけ試してやめたい人。 AI顧問は初回契約期間が1年です。短く試すなら、各製品の無料プランやトライアルのほうが条件に合います
まとめ
法人向けの議事録AIは、精度より先に「会議データをAIの学習に使うか」で絞れます。 今回の6製品で、学習に使わないと公式サイトに書いていたのは4つ、料金を公開していたのは3つでした。書き方は「全プラン共通」「上位プランの項目」「許可なくは行わない」と分かれていて、契約するプランで同じ扱いになるかまで読む必要があります。
- 1位 Rimo Voice……全プランで「AI学習なし」と明記
- 2位 toruno……法人向けの時間課金で、学習利用なしを明記
- 3位 Notta……料金と話者識別を無料プランから公開
- 4位 Otolio……旧スマート書記。許可なく学習しないと明記
- 5位 AmiVoice ScribeAssist……インターネットにつながずに使える
- 6位 Google Meet の自動メモ生成……会議サービスの中でメモを作る
本当のゴールは議事録を作ることではなく、会議で決まったことが実際に動くことです。 議事録AIは、その入り口にすぎません。
議事録の次に、決まったことを誰が動かすかを決める
議事録AIを入れる前に、会議のあとの手間がどこに残っているかを見ておくと、ツール選びがぶれません。当社のAI適合度診断は10問で、経営・活用・人材・データ・ルールの5分野から自社の現在地を点数にします。連絡先の入力は要りません。 議事録から決定事項を回す仕組みを作る場合の費用の目安は、AI見積もりで先に確かめられます。
出典
- 料金表|Rimo Voice(2026年9月25日閲覧)
- toruno|株式会社リコー(2026年9月25日閲覧)
- 料金プラン|Notta(2026年9月25日閲覧)
- Otolio(旧:スマート書記)(2026年9月25日閲覧)
- 料金|Otolio(2026年9月25日閲覧)
- AmiVoice ScribeAssist|株式会社アドバンスト・メディア(2026年9月25日閲覧)
- Google Meet の「自動メモ生成」|Google Meet ヘルプ(2026年9月25日閲覧)
自社の場合、いくら?
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